【特別編】テンバガー銘柄のその後
最近は新興株に投資をしていますが、保有している銘柄でホープが年初来安値からほぼ10倍、つまりテンバガーを達成しました。もちろん私は初めからのホルダーではなく、かなり後半から参戦したのでそんな利益は出ていません。
この銘柄はツイッターから収集した情報をもとに買付し、売ったり買ったりしました(ずっと保有していた方が儲かりましたが)。同銘柄は、直近2年程度で始めた電力仲介が好調で今期、来期かなり利益が見込まれるとの思惑から買われています。たしかに事業別売上や利益を見てもこのところの伸びはすごいです。ただし、年明けに900円ちょっとだった銘柄が今では一時9,000円を超えるのはなかなか信じられない上昇率に思えます。
今回考えたいのは、このようなテンバガー、そこまで行かなくとも5倍、6倍に急速上昇した銘柄のその後です。毎年テンバガーやそれに近い銘柄(年初来安値から年初来高値が10倍となったものをデンバーとします)はいくつかありますが、高値をつけた後、どうなっかまではなかなか追ってくれません。
そもそもなぜその後が語られないことが多いのでしょうか。上記のホープ やその他急速に上昇した銘柄の多くは、インフルエンサーがツイッターやブログなどで紹介し、それを聞きつけた私のような投資初心者が村をなして買い付けることで株価が上昇します。その情報を何度も紹介して、実際に上がっている銘柄をみてさらに買い付ける人が出てくる。それがテンバガー銘柄発生の原因かと思います。もちろんそれが全てではないと思いますが。
そして、なぜ語られないかというと、インフルエンサーにとって今まであがるあがると言い続けていた銘柄がテッペンをつけて大量に保有している自身が売り始めるタイミングで、売るべきと言えば暴落してしまう自身が困るからです。
2018年の年初からの上昇率トップは、3906ALBERT、2位は2164地域新聞社ですが、ALBERTはもともと1000円程度だった株価が15,000円に、地域新聞社も400円から500円程度だった株価が最大5,000円になりました。
さらにいうと、ピークをつけてたかが1年もたたずに、ALBERTはピークから半値に、地域新聞社はピークの1/6になっています。
またその他の銘柄や2017年のテンバガー銘柄やそれに近い銘柄について確認してみても、その80%以上が少なくともピークの半値以下になっています。
そのため、売り時を逃した人や高値でつかんでしまった人の一定数は、株式投資から退場してしまった人もいるのではないでしょうか。
上記の地域新聞社の下落はほんの数週間のうちに暴落しましたが、その他じりじり下がっていく銘柄も多くあります。そんな中、少しだけ面白い特徴が確認できたのが、ピークから約半値になると反発し、ピークから半値の間くらいまで戻してる銘柄が多い点です。
ピーク後の経過を見るためにも、2017年の年初からの上昇率ランキングでいくつかそのような銘柄をピックアップしました。
どれもピーク後は悲惨ですが、ピーク半値付近で反転が上記以外にも複数見られました。
ただここでエントリーするかどうかはなかなか勇気が入りますが、こういった手法もありかもしれません。
次回は来年のテンバガー候補を少々早いですがピックアップしていきたいです(今研究中)。