にわか投資家の日々投資日記

塩漬け含み損200万超から大逆転(予定)日記。国家公務員が仕事の休憩時間などで本気で投資します。保有銘柄、残高、取引履歴全て公表。20代、既婚(子供有り)、株取引歴実質1年程度。

5月22日~26日、27日の株式投資実績(+48,354円、▲18,292円)

こんばんは。

日経平均は、先週の金曜日の終値から3営業日で1,000円超上昇し、21,500円近くとなりました。3月の底値から5,000円程度上昇し、正直ここまで上昇していることに驚いています。先物はちょこちょこ損切りをしているものの、一方方向の相場でかなりやられており、日米の株式口座がおおむね堅調なだけにつらい状況です。

そろそろ下落するだろうと先物の損切を我慢しているところですが、このペースだと今週末には22,000超えてしまいそうな勢いです。

 

個人的には日経平均2万程度までの調整はあるのでは思っています(毎日そう思っているがゆえに損切りができないのですが、、、)。理由としては主に以下の通りです。

 

・米中対立(コロナの責任、香港人権問題、台湾統治問題、米国に上場の中国企業への圧力、元安誘導、貿易協議の白紙化懸念など)

 コロナ感染源だけでなく、現在開催されてる全人代(~28日まで)で香港に対する国家人権法が審議されており、さらに人民銀行の元安誘導など中国を発端としたさまざまな問題がくすぶっています。トランプ大統領も選挙が近づいていることから中国に対して弱腰姿勢を見せるわけにはいかず、さらにトランプ氏に近い閣僚もこぞって対中姿勢を強硬にしています。どの問題も関連しており、1つの事案を発端に芋づる式に問題が顕在化してもおかしくない状況です。

 

新興国のデフォルト

以前も書きましたが、ブラジルなどの南米や中東ではコロナの感染拡大が続いています。感染症拡大や外出制限、財政の悪化などを発端に新興国金利が上昇しています。アルゼンチンは、5月22日に国債の利払いの猶予期間が終了し、手元資金で支払いはできるものの行わない、いわばテクニカルデフォルトの状態となっています。債権団との交渉は難航しているものの、いったん交渉期日は6月2日まで延長されており合意できるか注目となります。

ただし、アルゼンチンのデフォルトは過去8回起こっており、今回6年ぶり9度目です。その他の国へ飛び火しなければ、大した問題にならないかもしれません。

 

とくに上記の2点は引き続き注意していきます。注意してもたいていが寝ている間に起こっているので正直どうにもならないですが。

 

 

直近の取引実績について記載します。

本日は空売りしていたHISを一部損切り、デイでエイミングとSCREENを取引しました。エイミングは一時連買いとなり、その時のうまくいってしまったので欲を出してしまい死亡しました。なんとなくそんな未来が見えていた気がしますが、せめて逆指値を入れておけばよかったです。

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22日、25日、26日の取引

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その他毎日ちょこちょこ細かく利益を重ねるよう努めていますが、なかなか難しいものです。ただただ上がっている銘柄を数日持っているだけのほうが利益は大きかったでしょう。

 

余談ですが、当局もテレワーク期間が延長されました。時々登庁していますが、電車内はまだまだ空いていますね。とりあえず日本ではコロナ禍は通り過ぎたものと考えていますが、やはりなぜここまで日本でコロナウイルスが拡大しなかったのかいまだに不思議です。

 

明日も頑張りましょう。

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5月20日、21日の株式投資実績(利確なし、+31,566円)

こんばんは。

本日は日経平均が5営業日ぶりに小幅下落となりました。海外の株式市場もいたって堅調ですが、個人的には日経平均が以上に強いと思います(1時間足で比べてみるとダウが下がったタイミングでも日経はあまり下がらない)。

運用資産計は日本株は横横、米株は上昇、先物が元本割た拡大でトータル微マイナスでした。

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本日は、スクリーンHDをいったん利確(またどこかで買い戻します)、昨日MSワラントの発行の適時開示情報が出て、大幅下落で寄り付いたkudanをディで取引、利確しました。その他、火曜に空売りしていた旭硝子AGC)を追加で空売りしました。

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AGCについては、6営業日続伸でさすがに買われ過ぎと思い空売りを追加したのですが、どうもアンジェスがらみのIRが出ており、明日も踏まれる可能性が高そうです。。。個人的にはアンジェスのワクチン開発に関しては頑張ってほしいところですが、世界の有数の企業が競ってワクチン開発を進めている中、日本の小さな会社がワクチン開発の成功を収めることができるのか懐疑的と思っています。ただしすでに同株式はマネーゲーム化しており、AGC株がつられて明日暴騰するようなことがなければ良いなと思います。

オリンピック委員会によると、来年夏の東京オリンピックに関して再延期をすることはありえなく、WHOと相談の上、開催が厳しい場合は中止という判断となると声明を出しています。どちらかというと保守的な声明を出し続けているWHOの声明によりオリンピック開催が危ぶまれるような思惑から、オリンピック会場のガラスなどを製造している同社株にマイナスの影響があるのでは、と思ったのですが当てが外れました。

 

堅調に取引していた先物取り引きですが、日経がかなり下がったときにショートしていた玉が足かせとなり、ついに昨日含み損、元本割れとなってしまいました。日米の保有株氏が順調なだけにもったいないことをしました、、なかなか難しいものです。

 

新型コロナウイルスの世界的な状況はアメリカを除く多くの先進国でかなり収束が進んでいます。アメリカはまだヨコヨコ。

一方、中南米や中東ではまさに感染拡大がピークを迎えており、現時点では先進国の株式市場での取引材料にはなっていませんが、不安材料ではあります。

上からブラジル、ペルー、サウジアラビア、イラン

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新興国では、十分な財政支出がされておらず、国民の不満が高まっている国も多々あるとのことで、大規模なデモや場合によっては戦争などを発端に金利が急騰、デフォルトになるケースも考えら引き続き注意が必要かもしれません。

 

明日も頑張りましょう!

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5月18日、19日の株式投資実績(利確、損切りなし)

こんばんは。

本日は日経平均マザーズともに上昇となりました。

昨日、大幅下落していたSCREENと、昨日の引け後決算発表のパナソニックを買い付けましたが、SCREENは含み損が減少、パナソニックは大幅に上昇となりました。

その他、原油ブルや武田、米国株式なども上昇したので、本日の株式運用資産合計は上昇となりました。

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一方、ダウが3営業日続伸かつ前日に大幅上昇しており、いったん調整が入る可能性も考慮し、日経225採用で本日大幅に上昇していた旭硝子AGC)を空売りしました。同社は昨日決算発表であったのですが、決算も決して良いものでなく(直近期は減収減益、来期は未定)、おそらくあく抜けで上昇したと思われます(軽くしか見てないので違うかもしれませんが・・・)。

 

ただし一方で、先物口座については、月曜の朝時点でかなりの含み益があったにもかかわらず、ショート玉超過であったことから、含み損に転落しまいました。元本はぎりぎり死守しているものの、明日も大幅な上昇となった場合、いったん損切りするほかなさそうです。あくまで株式口座では空売りやインバース系を保有していないので保険として保有していましたが、さすがにここまで上昇するのは予定外でした。元本を割った場合、株式運用資産から差し引いているので、明日以降上がったとしても資産チャートは上昇しないかもしれません。。

 

本日はソニーFHがソニーにより完全子会社化するとの報道からソニFHの株価はストップ高となりました。

そこで気になるのが、同社が日経225の採用銘柄であるということです。225は毎年10月1日に入れ替えなどが行われ、新規に採用された銘柄は大幅に上昇する傾向があります。

直近では

イオニア   → オムロン

千代田化工建設 → バンダイナムコ

東京ドーム   → エムスリー

などの動きがありました。

 

直近では異なりますが、過去さかのぼってみると、入れ替えの場合、同業種での入れ替えが多いようです。そうなると、今回保険が変更となるので、ある程度流動性がある保険会社となるとかんぽ保険や金融機関という枠組みで変更であればゆうちょ銀行やSBI銀行、セブン銀行などでしょうか。

最近の流れをくんで、全くの別業種となる可能性もありますが、一部の株式ではそのような思惑も起こるかもしれません。

 

明日も頑張っていきましょう。

 

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5月14日、15日の株式投資実績(▲25,186円、▲12,651円)

こんばんは。

日経については、昨日は米株につられ大幅下落、本日は半分程度戻したかっことなりました。

私の保有銘柄については、一昨日の武田薬品工業や昨日のユニチャームの好決算を受けてトータルではそこまで影響を受けませんでした。昨日大幅下落時に、資生堂など決算で不安があった銘柄はいったん売却(損切)しました。

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国内については、感染者数が本日都内で9人と着実に収束に向かっていますが、海外に目を向けるとドイツや韓国で感染の第2波の懸念され、トランプ大統領は中国批判のトーンをヒートアップさせています。中国はアメリカからの一部の輸入品の関税の引き下げを決定しており、なんとかトランプ大統領のご機嫌をうかがっているようにも見えますが、当のトランプ大統領習近平国家主席と話したくない、と言っている状況です。

 

そうなると製造業などグローバルな供給網を抱える銘柄は、既に新型コロナウイルスの影響でサプライチェーンに影響が出ている中、さらに米中の動きに一喜一憂する必要がありそうです。ここまで行くとは思えないですが、トランプ大統領が中国との断交をにおわしており、引き続き注意が必要です。

こうした中、台湾の大手半導体メーカーのTSMCも米国に工場を新設すると発表するといっており、そうした動きも今後加速する可能性がありそうです。

 

そうなると、海外では感染症の第2波や米中ももめごとにあまり影響のない銘柄となると内需の企業となります。飲食店はKFCなどコロナ禍のなかでも前年比の売上高を超えるところも出てきている一方、売上半減の先も散見されます。ロイヤルホストなどを運営するロイヤルHDは、店舗の1割を削減すると発表しており、大手でもそのような動きは出てくるでしょう。

 

不動産については、三菱地所が悪決算で本日10%程度売り込まれ、粉もの大手の日清製粉(おとといまで保有していたので紙一重でした)や森永製菓も甚だしく売り込まれました。

 

ただし、いつまでコロナの影響が続くかわからない中、今期の決算を未定とする企業も多い中、予想を提示する企業の中にはかなり保守的な見込みを入れているあるかと思います。内需系のそういった先を探していきたいものです。

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5月8日~11日、12日、13日の株式投資実績(+22,972円、▲117,503円、+7,585円)

こんばんは。

本日はダウが大幅に下げた影響を受けて、寄り付きは2万円を切るか切らないかというところまで下落しましたが、その後徐々に戻し、結局は小幅の下落となりました。

最近先物取引を見ている中で、ダウに比べ日経がアウトパフォームしていることが多いように感じます。円安の影響もあるかと思いますが、やはり国内の感染者数や死亡者数の少なさが影響しているのかもしれません。

 

決算発表のシーズンが到来していますが、毎回決算目当てに買った銘柄は損切りとなっています。空売りをすれば上方修正(ジェイテクト)がでたり、買付をすれば直近期大幅減収(資生堂)などなかなかうまくいかないものです。

たいてい翌日に損切りしてしまうのですが、後々よく見ると利益を出せたであろうものが多かったので昨日買って失敗した資生堂は継続しました(ハウス食品は利確しました)。

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12日はテレワークだったのですが、朝方買ったアンジェンスで失敗(▲2万弱)したことを起因し、そこでやめておけばよかったものの、アメイジア(▲6万超)やテラ(▲3万弱)で取り返そうとしたことでさらに損失が拡大しました。やはり熱くなってはダメですね。あまりにも損失が拡大したので、勢い余って原油ブルの含み損の一部と虎の子のすかいらーくまで売ってしまいました。すかいらーくは本日、昨日の売値より下げていたので買い戻しました。優待目的なので現物で買うつもりが信用で買ってしますし、、、

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個人的に注目しているのは、明日夜に公表のアメリカの新規失業保険申請件数と15日午前中に公表される中国の4月の消費や生産の指標です。

アメリカでは、民主党から更なる財政政策を求める法案が公表されました。既に4兆ドル近い政策を出している中、さらに3兆ドルもの財政出動はかなり厳しいと思いますが、レイオフが減少しない場合、選挙も近くなってきたので共和党(トランプ)も追加の政策を検討していく必要が出てくる可能性もあります。

次に中国では感染の収束が比較的早ったことから、他国と比べて経済再開が早かったです。そのため4月の中国の指標は、今後の経済再開が本格化する欧米の指標のベンチマークとなると思います。当然市場予想もいいものとなっていますが、こういったあまり例のない事態であり良くも悪くも市場予想をかけ離れた結果が出る可能性があり、相場が大きく動く一因となる可能性があります。

 

なかなか難しい相場となりそうですが、頑張っていきましょう。

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参考までにですが、あした買い付けようと思っている銘柄を記載します。今のところ決算チャレンジ全敗に近いのでご注意下さい。

・プレサンス 

前期社長が逮捕され暴落、その後オープンハウスが社長から株式を買い取り半値戻し。前回四半期決算では事件があったことなどから上昇修正が出なかったのではと思っています。直近通期公表時に上方修正、かつ今期未定にしてくれると短期的には良いのではないでしょうか。ただ不動産はコロナの影響受けてるから今期は厳しそう。

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ユニチャーム

緊急事態宣言後、紙類が棚からなくなったことも記憶に新しいと思います。またマスク事業も行っているので一定の寄与があったのではと思います。同社の長期10年程度を見てみると右肩上がりで現在株価は若干高値ですが長期保有も検討ですかね。

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4月28日~5月1日、7日の株式投資実績(▲40,108円、▲200円)

こんばんは。

GWも明け、仕事が始まりましたが通勤電車は相変わらず空いています。ただ、GW中に日本橋を車で通る機会があったのですが、意外と人は多かった印象ですね。徐々に人の動きが出てきているようです。

 

 ブルームバーグに以下の記事が出ていました。

テレワークは暫定、「ニューノーマル」にあらず-シティ幹部

 

※うまく記事が添付できなかったので、ツイッターを添付しています。

 

内容としては、現在多くのテレワークを導入し、テレワークで仕事をするのが当たり前(記事ではニューノーマル)となりつつあるが、シティ幹部は現在のテレワークは暫定的なもので定着するかどうかはわからない、という内容です。

 

確かにわからなくもないです。私のいる部署も現在は一部テレワークを実施していますが、期日を設けています(~5/31)し、その期日となればおそらく今まで通りに戻りそうな雰囲気があります。

 

これは勝手な想像ですが、例えば営業職にしてもテレワークで営業はなかなか難しく、今、仮にテレワークが出来ているのは、需要が低下しており営業の重要性が低下しているからとも考えられます。面と向き合って対話することや売り込みをすることの メリットを実感している人も多いのではないかと思います。

 

本日は、日経が小幅上昇、TOPIXは小幅下落、マザーズは大幅上昇となりました。前場引けでは、TOPIXが▲0.43%と日銀がぎりぎりこないラインであり、後場日経は下げ幅を拡大するかと思ったのですが、なかなか強かったですね。

マザーズに関しては、バイオとゲーム銘柄が大幅に続伸、特にアンジェスストップ高マザーズの上昇に大きく貢献したことでしょう。確定損益で大きめの損が5月1日に出ていますが、これは11営業日続伸しているアンジェス空売りによるものです。マザーズ銘柄ではHYPER空売り(1営業日内に決済が必要)(以下、ハイカラ)のみ対応の銘柄が多く、アンジェスに関しても同様でした。ハイカラをし、当日中に決済をしないと、翌営業日の寄り付きで強制決済となり、手数料も発生します。私は、大幅に上昇していたアンジェスを4月末にハイカラし、含み損となってしまったのでハイカラの特性もよく理解せず持ち越したことで、大幅な損失が出てしまったのです。

 

ただし、それにしてもこの日々の上昇には驚かされます。一体どこまで上がるのか見届けてみようと思います。

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本日はソフトバンクGの空売りをほぼ同値で撤退しました。同社株は、5月1日の日経平均下落時も上昇し、前場下がっても後場息を吹き返すことが多々あり、自社株買いなども引き続き行っていること今回手放しました。ただよくあるパターンですが、決済したとたんしっかり下げ始めました。

 

また本日日清製粉Gを新たに買付けました。GW中にスーパーに行くと、薄力粉や強力粉が売り切れなんですよ。おそらく家でお菓子やパン作りをしたりする層が多いのでしょう。外出自粛は5月末まで伸びたので、引き続き需要が見込まれます。とりあえず小麦で検索してSBIでヒットし、知っている銘柄を買ってみました。いわゆる打診買いです。

 

日経は非常に中途半端な位置でうろうろしており、買いか売りかはっきりしない展開ですが、明日も頑張っていきましょう。

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【特別編】銀行業への投資について(1)

こんばんは。

時間が出来たので、銀行業界の今後の取引方針について相場雑感を記載してみたいと思います。

結論から言うと、

「観光業が盛ん、またはサービス業のウエートが大きい県の第一地方銀行空売り

を検討していきます。

 

まず銀行の主要な収益ですが、

1.貸出利息

2.手数料

3.運用

大きく分けると以上の3つになるのではと思います。貸出利息については、後出したいと思います。手数料とは、銀行が生命保険や投資信託の窓口となっており、その販売時に手数料をもらっています。少し前に、手数料の良い、豪ドルなど使った外債運用型の保険商品をリスクなどをしっかり説明せず販売していたことが問題視されたこともありました。

保険はともかく、この相場状況では投資信託はなかなか売れないでしょう。手数料収入は間違いなく下落することでしょう。

 

次に運用ですが、地方銀行や信仰金庫では、部署としては運用部門があるものの、人材が足りておらず、知識のないものが対応している多いとニュースになっていました。空売りする銘柄については、できる限り国債の運用ウェートが低いところがいいですね(特に米国債金利が大幅に低下したため、額面は大幅に上昇)。また、運用のインカムゲインについても、米国債金利が低水準で維持しており、今後も米当局(CBO)に見込みでは0.6%程度の水準が続くとのことです。今まで1.5~2.0%の利鞘が稼げた米国債も今後はその半分以下の金利となります。

 

今回、なぜ銀行ついて考えてみようかと思ったかというと、やはり本業の貸し出しについて思うところがあったからです。

新型コロナウイルスの感染拡大で資金繰りに困っている企業は数多く出てきている(かつ今後も出てくる)と思います。貸し倒れがことはもちろんながら、現在日本でも行われている、政府保証の融資についても問題があると思っています。

 

政府保証の大きく分けて2種類あります。

1.政策金融公庫からの融資

2.信用保証協会を通じた融資

 

政策金融公庫はほぼ官営の組織であり、今回はいったん説明は省きます。2の信用保証協会を通じた融資というのは、銀行などを通して信用保証協会へ申し込みを行い、協会の承認が取れた、銀行から融資が下りるというものです。銀行は、融資を行うにあたり、保証協会が保証人となるため、安心して融資できるというものです。

 

通常は、保証協会が保証しても、銀行が責任を2割負う(仮に1億円融資先が破綻した場合、銀行も2千万の貸し倒れを負うということ)ことになっているようですが、今回のような異例時の融資では、保証協会が100%責任を取ってくれるようです。

 

当然、地方の第一地銀は、今後も倒産リクスの大きい飲食店や旅館業などの先にもジャンジャン貸し出すでしょう。貸出が増え、金利も、銀行の決算上でも、貸し倒れ引当金がつまれない(多分)ノーリスクの保証協会貸出はメリットとなると思います。

ここまではこの制度が銀行にメリットがあることだらけでしたが、私が思うに地方で体力がない中小企業に貸して、今後コロナ影響が長引いた場合(一番の書き入れ時であるGWは逃すことが確定し)、やはり倒産となる会社がたくさん出てくることになるでしょう。

そうなった場合、最終的には保証協会がリスクを背負ってくれるものの、貸した資金がリスケジュールとなり、最終的に倒産となるまでの手続きはおそらく煩雑で、手間のかかる業務となると思います。この業務は保証協会ではなく、銀行が引き受けるようです。

 

そうなると今までは、そのような業務に割く時間が増え、ネガティブな仕事(収益を生まない仕事)が増えることで生産性や収益率は下がることになると思います。

 

以上のことから、観光業やサービス業が盛んな県の第一地銀が影響を受けやすく、その融資業務を担う第一地銀で空売りを狙えるのではと思いました。

 

タイトルに(1)とあるように、選別を行っていませんので今回内容を踏まえ、チャートなどを勘案し、(2)で銘柄を出して思います。