4月10日の株価予想
おはようございます。
本日の株価予想ですが、
日本株も大いに荒れる見込みです。
以下で説明しますが、現状日本にはあまり影響がありません。しかし、日本株は基本的には前日の米株の動きにおおきな影響を受けることから、かなりの下落が見込まれるでしょう。先物では200円程度ですが、これまである程度高水準で株価を維持していたこともあり場合によっては400円近くの下落が見込まれるでしょう。
要因は2点。
1点目は昨日IMFが世界経済の見通しを発表しましたが、今回も成長予想を下方修正しました。これで3回連続での下方修正です。たしか、1回目、2回目の修正時は、世界の株式市場に比較的おおきな影響を与えていたと思います。
今回は、4月初めにIMFのラガルド理事が講演の中で、下方修正の示唆をしていたことから株式市場ではある程度織り込み済みだったかもしれません。
2点目はトランプ大統領による、EUへの追加関税措置の公表です。こちらがインパクト大でした。米国通商代表部(以下、USTR)は、EUによるエアバスへの補助金が不当であるとして、110億ドルの追加関税をかけること表明しました。USTRとは、トランプ直轄で通商問題の取りまとめをやっている機関です。
まだ中国との貿易交渉の決着がついていない中の出来事だったので、筆者も驚きでした。EUにとってみれば、英国の離脱問題や各国の軟調な経済でてんやわんやしているなか、泣きっ面に蜂でしょう。
驚きなのが、110億ドルの内容です。エアバスの不当補助金であることから、同関連の航空機やその部品等への関税はなんとならわかるのですが、
第3類 魚ならびに甲殻類
第4類 酪農品
第8類 食用果物やナッツ
・・・
第90類 光学機器
など
かなり幅広い項目に関税をかける見込みのようです。
まだ税率やいつからなどは公表されていないようですが、この問題が大きくなると株価低下への影響が大きくなるでしょう。
引き続き留意していく必要がありそうです。